国際VHF無線機を持とう

写真は
水に浮く
アイコム製
IC-M36J
\21,000

 他に
更に安価
な無線機
も数多く出
ております
 今総会では、設置した場合、各艇1台について費用の補助をクラブで行
うことが決定されました。
 国際VHF はこれまでのマリンVHF の縛りの多さや高額な費用の問題を
ほぼ解消し、使い勝手が良くなっています。
 もし何かトラブルが発生した時には心強い味方になると思うし、様々な情
報が手に入るのです。
 一番は入港・出港時の他の船や施設と情報のやりとりが直に出来るという
ことです。これは安全で、便利です。
 また常に保安庁がワッチしてくれていることも心強いのです。何も用が無く
ても16チャンネルを聞くようにしていると、大きな船が何処へ向かうのか、目
的は何か…などを知ることも出来ます。
 「タンカー○○丸、佐渡汽船フェリーは直進します。しばらく待機願いま
す。」などと言う交信も入って来ます。
 海上の気象の変化など、緊急情報も指示によって手に入ることもあるし、
クラブ員同士の交流にも役に立ちます。海の上で艇同士の連絡が容易に
出来るからです。これまでのマリンVHFとは大きな違いでしょう。
 ぜひ、各艇に1台はこの国際VHF無線機を早めに装備しましょう。
 
 もし、これから3級の従事者免許を取ろうという方は長野まで行って来るこ
とをお薦めします。*1講習会では3万円も必要ですから一発試験が楽です。
 3級は○×で60%、2級は4択で70%当たれば合格なのです…
 試験の日程や内容等は別のページ 「財団法人 日本無線協会」 を参照
(Link2)ください。6月、10月、2月と年3回の試験は締め切りが早いので、
注意を要します。2・3級共に無線工学と法規で1時間の試験です。
 合格してから無線機を購入する事にしましょう。無線機は新潟のマリーナ
・マリンショップでも取り寄せてくれます。でも通販が早く、良いですよ。
 (通販マリンショップ取り扱いでは2〜3日で家に届きます。)
 また青山の「デルタF」では即入手できます。(ホームページあり)
「技適」マークの付いた機種(国内で販売されているもの殆ど)は申請が楽
ですが、何処で購入しても金額は殆ど変わりません。
 マークの無いモノ(特に外国製品)で安価なものも有りますが、申請手続き
が難解(費用・時間も嵩みます)で、お奨めできません。
 3級海上特殊無線技士の免許があれば、申請から1ヶ月ほどで局免許が
下ります。免許に必要な書類は無線機を購入すると一緒に付いてくるし、メ
ーカーのホームページでもダウンロード出来るようです。
 (申請料10Wまで\4,600 10〜50W \6,700 50w以上 \10,500)
 
 なお、無線交信の実際やチャンネルの割り当て、旧マリンVHFとの違い等
も別稿にしておりますので、ご覧下さい。
 私は5Wのハンディ機を備えられる事をお奨めします。定期検査が有りませ
んし、コクピットに置いて即使えますから、ヨット向きかと思います。(3級免許
で使えます。)25W無線機はパワーの割には安価で高性能ですが、設備が
大変です(電源・アンテナ設置等)し、海上での通信可能域が大幅に*2拡大
する訳でもないのです。

 試験の事や国際VHFに関することは星野副会長や私に尋ねていただいて
もある程度は答えられます。(メールでも結構です)

*1 講習会:講習会はマリーナ主催や、舵社主催など様々なものがあります。
 雑誌やインターネット等でお調べ下さい。
*2 5Wと25Wの通信範囲は殆ど同じ程度と思われます。25W機はアンテナ
 とのマッチングが気になります。(悪いと逆に飛ばない)
                                     マーリー