海の本でも読みませんか。話題の本を紹介します。

文学書(?)はこちらから
              
新潟港のあゆみ   開港場
新潟市 編纂    新潟からの報告
新潟日報事業社   イギリス外交官
11年7月発行     が伝えたこと
                    青柳正俊/訳・編・著 
                    考古堂書店 
                    11年12月発行
 1050円       1,995円 
                 「それから」
                        ―14歳太平洋単独横断[単行本] 
                          単行本: 240ページ 
                        日刊スポーツ出版社(1997/08) 
                           \1800
                  (古い本でゴメン。貸し出しします。
                     
犬と私の太平洋

牛島龍介著 毎日新聞社刊 1971年4月発行\530 
ヨット「サナトス号」で太平洋を往復した男だ。
太平洋横断した3番目の男であろう。愛犬スキッパー
との愛憎の激しさを克明に綴る。決して太平洋
横断がロマンだけでなく、サナトス(死の女神)
と共に波間を漂う心象風景が描かれ、彼独特の
世界に引きずり込まれるのだ。ヨットは24f,1.5t
横山晃設計,奥村ボート製作。往復170日,24,000km
(古い本でゴメン。貸し出しします。)
   シャドウ・ダイバー 上下

   ロバート・カーソン著 上野元美訳
   ハヤカワ文庫 2008年7月発行 各 720円 
   命と引き替えの深い潜水を楽しむダイバー達が、
  沈没船でなく、ニュージャージー沖でUボートを
  発見した。これはどんな経緯があったのか、降っ
  てわいた事実に挑み、明らかにしていく実際を綴
  ったドキュメント。細かな記述が勉強になるよ!
 
         
 たった一人の生還
「たか号」漂流27日間の闘い
 佐野 三治 著新潮文庫 1995年7月発行 440円 
 トーヨコカップ,グアムレース中に波を受けて転覆、6人は救命
ボートで漂流を続ける。極限状態の27日間に次々と
仲間が亡くなって行く、唯一人生きて帰った作者が
仲間の鎮魂歌として書き綴った命の記録である。
 ヨットが呑まれた ND books
 朝日新聞社会部「いのちの海」取材班/著
 朝日新聞出版  1993年6月発行 \1,223
 同内容…マリンマリンの事も。2冊とも読み返し、ボロボ
ロであるが、読みたい方にはお貸し出来ると思う。
     ツバメ号とアマゾン号

   上・下  岩波少年文庫 170  
  アーサー・ランサム/作 神宮輝夫/訳
  岩波書店 2010年7月発行 販売価格: 798円 
  ウォーカー家の4人きょうだいは、小さな帆船ツバメ
  号をあやつり、子どもたちだけで無人島ですごします
   湖の探検、アマゾン海賊との対決…自然のなかで遊
  ぶ楽しさいっぱいの冒険物語。小学5・6年以上。
     (舵誌に紹介されていたので…)
                            
 日本島図鑑
加藤庸二/著 新星出版社 発行 2010年07月
  2,625円 
日本の有人島をすべて網羅したほか、かつて人が住ん
でいた島、かかわりの深い周辺の島などの無人島を地
域別に紹介。島の基本データの他、島の景観、行事、
生活などの写真を掲載。巻末に五十音順の索引が付く。

     港を回れば日本が見える
     ヨットきらきら丸航海記  岡敬三/著 
     東京新聞出版局 発行\1,500 09/3月刊
      これまで何度も書いて来ましたが、国内の
     セーリングや港の情報はきらきら丸のWebで詳
     しく紹介してありますが、それらを1冊に集大
     成した本であると思います。特に実践的な漁港
     の紹介は心にしみます。そして第4章「北前の
     海?北前船の航路をたどる日本海」は私たちの
     活動の場を詳しく文章にしています。「あ〜
     全国を17ヶ月もかけて回ると、日本海はこの
     ように見えるのだ…」と改めて感動した次第で
     す。
     漁港を回る我々にはとても大切な指導書になる
     はずです。各艇に1冊は常備されますこと…
    お薦めします。
     メールで本人に申し込むと送料無料。
                
  南十字星に進路をとって
 -ヨットで巡る何もなくて豊かな島々-
 崎山 克彦/著 新潮社文庫 \590 02/8月刊
崎山さんは60歳でこの72fの船「エンプレス」に乗り
込む。フィリピン、ダナオ港から太平洋を渡ってカル
フォルニアまで6人の仲間と2万キロの旅を始める。
 ゆったりした島の旅、フィージーやサモアからハワ
イを目指す…が、まさかの遭難。

 崎山さんは91年からセブ島の沖合のカオハガン島に
移住。ホテルも経営している。
 連絡崎 カオハガンジャパン 0467-23-6319
  カオハガン島直通 63-912-501-0313
Web:   http://www.caohagan.com/index7.html
   
      ロイアルヨットの世界  リブ号の航海
      小林則子/著 文藝春秋社発行 \700 \315 
      どちらも古くて申し訳ないです。H17 と'80 
      に発行
     ロイアルヨットの世界は歴史と王侯の楽しみで
    あったヨットの生活とその姿は、そして戦時下で
    はいかに扱われていたのか…
    詳細な文献をもって楽しく説明されている。
   
     リブ号の航海は'75年リブ号で女性初の太平洋
    横断航海からはじまり、歴史航路調査、遣唐使の
    追跡など様々な航海の記録を筆に残した。
     貴重な実践記録。
 
   
                            
  船の大疑問        \540
   謎解きゼミナール 編   KAWADE夢文庫
 新しく出た(08'9,1)ばかりです。普段分かってい
るような気がしているけれど、イザ聞かれた場合答
えられる?そんな船
の話がいっぱいです。例えば「船の排ガス規制」っ
てあるか?なんて、答えられますか。
「船、艦、艇」の違いは何?とか。
 そう…下の「海の地図帳」と同種の本ですかね。
どちらか1冊あれば十分かな。
        海の地図帳        \500
         おもしろ海洋学会 編   青春出版社
    「舵誌」で紹介のあった本。安いので早速取り寄
   せて読んだ。いろいろな事をキチンとまとめていて
   資料としては使える本かな…と私は思うのですが、
   良く知っているクラブの皆さんにすると、当たり前
   の話ばかりで、何が面白い…という反論も出てきそ
   うです。「世界で一番おもしろい」って、言い過ぎ
   の自己宣伝ではないでしょうか…

 
                           
〔図解〕船の科学 
\880 池田良穂著 ブルーバックス(講談社)2007刊 
 50万トンクラスのタンカーの仕組みや時速77kmも出
る 超高速船の話題から、様々な公式を使った説明な
ど、 船好きの者なら一気に読んでしまう本だ。  
ノットって結び目のこと…が何故船の速さなのか?
ブリッ ジって橋なのにどうして操舵室なのか…とか、
スクリューと飛行機のプロペラの位置が違うのは?
とかとか。  
  中は成る程…という話ばかり。タイタニックから洞爺
丸の 写真、波の発達状態を推定するSMB法の表や図もた
くさん 詰め込まれている。出たばかりの本で、読んだ
者こそ新しい 知識人となること間違いなし。
 
    エンデュランス号漂流記 無人島に生きる16人
    どちらも漂流記ですが、スケールが大きすぎる。
     前者が22人、後者が16人。漂流しながらしっか
    りと集団で助け合い、長い間の生活を無事に送り、
    帰還するまでの実録。
     時代はず〜っと昔であるが、帆船で自然との闘い
    の素晴らしさは学ぶことばかりである。
     ウミガメや魚を食べ、水を確保する。料理の仕方
    着物のこと、健康維持のことなど柔な現代人には貴
    重な教訓ばかりである。漂流民でありながら、国民
    としての気高さを失わない心も学ぶことばかりであ
    る。ぜひ一読を!
 
                          
 女王陛下のユリシーズ号
   \840  
アリステア・マクリーン著、村上博基訳 ハヤカワ文庫
第2次世界大戦を舞台とした物語。援ソ物資を積んで北
極海を行く連合軍輸送船団とその護衛にあたる英国巡洋
 艦ユリシーズ号の運命はいかに。
         夢丸物語


    夫婦で世界一周 夢丸物語―定年後にヨットで出発!
     澤 茂夫   (文庫) 2006年刊
    仕事に、遊びに、精を出す日々。沖を優雅に行くヨ
    ットに憧れた。“いつか自分のヨットを持って夫婦
    ふたりで、のんびりじっくり旅がしたい”
    55歳で出発したヨットで周る5年間の世界一周旅行

       エイ文庫という文庫本です。表紙を広げると
     こんな写真が目に入ってきます。
                   
  ホクレア号が行く

 ナイノア トンプソン (著), 山内 美郷 (著) 
 600年前に途絶えてしまったハワイの遠洋航海を
今に復活させ、先祖ゆかりの地・タヒチへの4000km
を双胴のカヌーで航海したハワイの魂の回復のプ
ロジェクト。
 伝統航海士が地球のあり方、生きるための勇気
などを語る。ナイノア・トンプソンの講演を編集
収録したもの

 本当に日本にも来た。学校の図書館ならどこで
も読めます。
      太平洋ひとりぼっち
       堀江 健一 著 舵社刊
     1962年、堀江謙一は19フィートのヨット「マーメ
   イド」で太平洋をひとりで横断した-。40年も前に、
    わずか6m足らずのヨットで太平洋を横断した「マー
    メイド」号の航海記。復刻版です。
 
      アメリカス・カップ
       小島 敦夫 著 丸善ライブラリー \700
    平成6年発刊の本。大したトロフィーではないが、
   これに仮託される「海の精神的価値」は莫大なもの
    国をも代表する海事技術の最高峰といえよう…そ
   の具体はここに示されている。
 
                    
 70歳 太平洋処女航海
 村田和雄 著 潟Gイバックズーム \1,800

 ジェームズユアサバッテーの専務まで務めた
村田さん。
 70歳の記念に太平洋を一人航海。ロスまで。
 その間の英語のメールを逆に日本語に直し
て出版というのでびっくり。

 私は奥さんが用意してくれたコモ社のパンに
興味がある。
96日間も美味しく食べられた…遠洋航海の為
の注意や食事もメニューが参考になる。
       「幸風航海記」

                  大平幸子 著
   世界一周ヨットの旅813日の記録!夫・雄さんの
   夢をかなえるため、カナヅチでおまけにヨット未経
   験の妻が、ただ一人の女クルーとして同乗。ハプニ
   ングを乗りこえて、日本に帰ってくるまでの、感動
   のノンフィクション。 
                  本人の講演から買った本だと鬼木さんから借りて
                 読んだ。
                  クルー同士の人間関係作りや、毎日の生活の仕
                 方などが実に印象的。航海には役に立つ。
     ◆ 実践ヨット用語ハンドブック 舵社 \900

     ◆ クルージングアイデア101  舵社 \1,400

    どちらも無くても良いが、あると便利な本です。
    (貸し出し中で、ここに漏れた本も何冊かありま
    す。もし、読んでみたい方はお声を掛けてくださ
    い。)

     ジュンク堂のヨットコーナーに並んでいるものば
    かりです。

 

                         
ヨットのシーマンシップよもやま話
  スピン・ナ・ヤーン 

     野本謙作 著     ¥1,890 
ヨット歴50年余り、愛艇<春一番>の航行
距離のべ4万マイル以上。
ベテランシーマン、故野本謙作氏の語るシ
ーマンシップの真髄が凝縮された待望の書。
       写真と図で見る
     ロープとひもの結び方 
     ロープワーク研究会 著 西東社 \900
  
    この類の本は何処にでも売っているし、結構高額
    なのですが、この本だけが案外安いと言える。
    図が分かりやすく、B版なので、現場まで持って
    行けるのが便利です。この本1冊分を覚えると言う
    のは並大抵ではないが、機会ある毎に持ち出しては
    実践していくと、少しずつだが、身に着くのではな
    かろうか。
    
    <舵社の技術書>
     ◆初めての外洋ヨット 市川 和彦著 舵社 \1,800

   ◆インナーセーリング(1)(2) 青木 洋著 舵社\1,500
  
   ◆ナビゲーション大研究 小川 淳著 舵社 \2,000

   ◆電送系大研究 小川 淳 著 舵社 \1,800
 ◆ カシミール3D 杉本 智彦 著  実業之日本社
             CD付きで \2,300 程度
  この本は航海とは関係が薄いが、GPSを使って海に
出る方には絶対お薦めの本です。様々なものが出てい
ます。
(登山にもうってつけ、迷うことが無くなります。)
特にパソコンから地図のダウンロード、GPS(ガーミ
ン社)との相性が良くて、航路図、航跡図などを簡単
に作れます。まずは1冊ご覧下さい。